幼児教育に力を入れている方は、やはり読み聞かせもしっかりされているのではないでしょうか。
本もたくさんあって、選ぶのも迷いますよね。
「石井式国語教育研究会」というものをご存知でしょうか。
漢字絵本を教材としての国語教育を推奨しています。
上の子は保育園、下の子は幼稚園と、全く違う園に通ったのですが、どちらでもこの漢字絵本が教材として使われていました。
絵本の題材は、「浦島太郎」や「かぐや姫」など、ごく一般的な童話です。
この教材の特徴は、その名の通り、漢字を使って文章が書いてあることです。
読み仮名もありません。


園での使い方を紹介します。
およそ1か月間、1冊の本を使用します。
始めの頃は、先生が音読するのに合わせて、子ども達は指で文章を追っていきます。
毎日聞いていると、耳で文章を覚えてきます。また、ひらがなの部分は読めるので、「今ここを読んでいるんだな」というのもわかります。
慣れてくると、先生と一緒に音読をしながら指で文章を追っていきます。
これを繰り返すことによって、「この漢字はこう読むんだな」というのが自然と入ってくるのです。

漢字を学んでいくのね。

また、音読が終わった後は、絵本で出てきた漢字を先生が黒板にはって、読み方を教えていきます。 先生の後に続いて、これも音読します。
もちろん1か月やったからと言って、園での学習の時間だけですし、漢字入りの文章を自分一人ですらすら読めるようになるわけはありません。
でもこの教材の狙いは、
日本語にはひらがなもかたかなも漢字もある。 それが入った文章を読むことで、日本語というものが自然と身に付いて行く
ということのようです。
ひらがなだけの文章というのは、やはり読みにくいです。
どこが単語の区切りなのか、パッと見ただけでは大人でもわかりにくいですから。
漢字入りの文章の方が、日常生活では自然です。
なのであえてひらがなだけにするのではなく、最初から自然な文章に触れていこうということなのですね。


普通ですものね。
上の子と下の子は全く違う園だったのに、同じ教材を用いていたので本当に驚きました。
1か月園で使用した後は持ち帰ってくるので、家で読み聞かせをするのにも使っていました。
漢字入りの絵本で読み聞かせをするのはいかがですか?
もちろん、本を読むときはそっちに集中して、「この字はこう読むんだよ」とかは言わず、文章を楽しんでくださいね。
↓ 漢字は幼児の脳には最高の栄養素。漢字絵本で遊びながら、みるみる言葉の力が伸びる。
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