『玉井式』はご存知でしょうか?
幼児教育や知育、早期教育などに興味がある方は、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
ざっくりと言うと、
『イメージ力を鍛え、将来世界で活躍する能力を身に着ける』
こういうことを目的として、教材を展開することはもちろん、
学習塾や幼稚園・小学校で導入されています。
玉井式を考案された玉井満代さんは、全国いろんなところで講演会をされています。
現在は、コロナの影響で、通常の講演会は行われていません。
オンラインでされていることもあるようです。
以前、お聞きする機会がありましたので、その講演会で学ばせて頂いたことを書いていきます。
玉井式ってどんな学習法?

グローバル社会を生き抜くため、英語以外に必要な能力とはなにか?
- 自分の頭で考え、その考えを言葉にする表現力
- 理解を深め、解決策を探るための思考力
- 想定外の事態でも、臨機応変に行動できる判断力
これらは2020年に改革される大学入試に盛り込まれている3要素ですが、これらすべての土台に「イメージング力」があります。
12歳までに、「イメージング力」を育てることが重要です!
玉井式のすべての教材は「イメージング力」を育てることを基盤にして、公式を使わずに公式を生み出すような能力育成学習を行っています。
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玉井式 ほめながら学習させよう!

ここからは、玉井式の学習方法というよりは、玉井先生の講演会を聴いて、私が参考にしたい!と思った内容について書いていきますね。
まず、子どもに勉強させる時、ほめましょうということ。
子どもの無限の可能性を信じてあげましょうという話をされていました。


テストが返ってくると、どうしても
「何点だったか」
「どこが出来なかったか」
に目が行きがちですよね。


そう言いたくなることも多いと思います・・・
でもそこはぐっとこらえて!
まずは、「ここが出来たね!」と、出来たところを褒めましょう。
出来なかったことをいつも指摘されていては、勉強自体が嫌になってしまいます。
それよりも、


ということを、伝えてあげてください。
「うちの子はこれが苦手だから、出来ない」
「どうせやらせても無理だ」
そんなことは、絶対に親が決めてはいけません。
「子どもの無限の可能性を、親が信じなくて誰が信じるんだ!」
とにかく、子どもを信じてあげることが大切だと学びました。
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玉井式 本が嫌いな子に本を読ませる方法

まずは本を選ばせる
子どもには、本をたくさん読んで欲しいですよね。
本の中には色々な世界が広がっています。
たくさんの知識を得ることも出来るし、現実では体験することが難しいことも、本を読んで学ぶことが出来ます。
でも、本が嫌いな子に本を読ませるにはどうしたらいいのでしょう。


物語でも、図鑑でも、ジャンルは何でもいいです。
まずは、子どもが好きな種類の本の中から選ばせましょう。
選んだ本が絵本であろうと、学年にそぐっていないものであろうとも、否定してはいけません。
「小学○年生にもなって、絵本なんか選んで・・・」
などは、絶対に言ってはいけません。
子どもが興味を持って本を選んだら、注目すべきはその字の大きさです。


そうしたら、同じくらいの字の大きさの本を色々読むように勧めてみましょう。
ジャンルは最初に選んだものでもいいし、他にも興味があれば、他のものでも構いません。
字の大きさが同じくらいであれば、読みやすいはず。
そして慣れてくれば、徐々に小さい字、学年に合った本に進むことが出来るはずです。
読むことを苦痛に感じさせない工夫が大切なのです。
多読を薦める
本人が興味のあることが前提にはなりますが、やはりいろんなジャンルの本を読むことを、玉井先生は勧めていました。
本人が興味を持って手に取った本は、なんでも読ませてあげた方がいいです。
読むからには高度な本を、とか、学びになるようなものを、と親は考えがちですが、子どもが興味を持つことが一番です。
ただ、初めに興味を持ったジャンルから、興味を広げられるように、「この本はどう?」と教えてあげるのはいいでしょう。
辞書引きをさせてはいけない
本を読んでいると、意味の分からない単語が出てくることがありますね。
するとお母さんに「この意味はなに?」と聞いてくるでしょう。
その時、「そんな言葉も知らないの?」と思ってしまい、


と言っていませんか?
これはダメです。
本を読むのが嫌いな子は、本を読むことだけでもハードルが高いのです。
そこに、「辞書で調べる」という作業が加わると、さらにハードルが増えてしまいます。


めんどうなことが2つ重なると、本を読むこと自体嫌になってしまいます。
だからと言って、聞かれた時にいちいち全部答えなくてもいいそうです。
まずは読み飛ばしていいから、最後まで読むことを促してあげてください。
そして読み終わった後、「じゃあ一緒に調べようか」と言って、一緒に調べてあげてください。
一緒にやることで、「めんどうくさい」という思いが薄らぎますよね。
これは私の推察なのですが、分からない言葉を読み飛ばしても、読み進めることである程度意味を推測できるようになる・・・という狙いもあるのではないでしょうか。
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玉井式 将来の夢について

将来の夢について定まっていないから、勉強に身が入らないのではないか・・・と心配される方がおられるという話がありました。
確かに中学生になると、勉強は難しくなり、小学生の頃のように、少し勉強すればいいというものではなくなります。
でも将来の夢・目標がないから、勉強に打ち込めない・・・
ですが玉井先生いわく、「中学生の時点で夢や目標が決まっている子の方が少ない」そうです。
確かに、中学生ではまだ深く社会のことを知らないので、具体的に「この仕事がしたい」とは思いにくいかもしれませんね。


中学生の頃はもっといろんな経験や体験を通して、自分が将来どうなりたいのかを、柔軟に考える方が良いのでしょうね。
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中学生の主人公が、仕事の見つけ方、働き方、幸せに働くとはどういうことかを学んでいきます。
マンガなので、本嫌いな子でもスムーズに読めます☆
なかなか親が教えるには難しい内容・・・ 読んでなにか感じてくれるはずです。
そして高校生の頃には、自分はなにが好きなのか、どの方向に進みたいのかを、決めましょう。
大学進学については、
「こういう系の勉強がしたい」
という漠然としたものではなく、
「この大学、この学部、この教授の下で、こういう勉強がしたい!」
という目標を持って受験するのが望ましいということでした。


大学受験の時に、それだけの将来へのビジョンを持って考えるためにも、
中学生の頃から、色々なことを考えて欲しいですね。
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